楽天モバイルは月額料金も安く、キャンペーンなどで端末も安く購入できるので、多くの方が検討したことがあるのではないでしょうか。
しかしながら、サービスが始まり数年、少なからず不評があることも事実ですし、失敗したくないと考えている方もいると思います。
この記事では、
楽天モバイルを検討しているけど、なんだかんだ良くないんでしょう?
楽天モバイルを実際に使ってる人の声を聴きたい
など、良い面だけでなくて悪い面もしっかり確認してから申し込みしたい方に向けて
サービス開始当初から楽天モバイルを利用している筆者が、
楽天モバイルを実際に使っていて感じた「注意点」や「デメリット」を中心に、少し調べると分かるようなことだけではなく、少々ニッチな部分も紹介していきたいと思います。
また、筆者が楽天モバイルを継続していることからも察することが出来ます通り、
私にとってはデメリットを上回るメリットがありますので、筆者が特質すべきだと感じるメリットも解説していきます。
目次
楽天モバイルの注意点とデメリット
実は、高速データ通信量には制限がある
楽天モバイルは楽天回線エリア内では無制限でデータを使うことができます。
しかし、ほとんどの方は知らないと思いますが、楽天回線エリア内であっても1日10GB使うと速度制限がかかるようになっているんです。
これを発見したのは私も偶然で、無制限だと思いWi-Fiも繋げずにLINEのビデオ通話を一日中繋いでいると、明らかに映像が乱れ始めたため、通信量に制限が設けられていることに気づきました。
とは言いましても「1日10GB」です。
正直、私自身の使い方も一般的ではなかったと言わざるを得ないと、少し反省しております。
その時も朝10時くらいから夜12時くらいまでLINEのビデオ通話を繋ぎ、リモートバーベキューを
これくらいにしておきましょう笑
速度制限は日付が変わるとリセットされましたので、翌日にはまた快適に利用できましたし、
何より他キャリアであればそもそもデータ量を気にしながら使う必要があります。
さらに、楽天モバイルでは速度制限にかかったとしても、制限時の速度が「1Mbps」と中速で利用できますから、ビデオ通話などの重い通信でなければ、全く支障なく利用可能です。
0円運用の使い方を間違えると非通知になる
ご存知の通り、
楽天モバイルの料金プランは、データ使用量が1GB以下だと月額0円で利用できます。
そのため、楽天モバイルの0円運用を考えたことがある方もいるでしょう。なにせ私もその一人です。
そういった方は、
「高速通信をOFFにしたのにデータ通信がカウントされている」ということに気づくはずです。
そう、楽天モバイルは高速通信をOFFし、常に制限状態(1Mbps)で利用しても、データ通信がしっかりとカウントされるんです。
そのため、次は
モバイルデータをOFFにしようと考えるツワモノもいるはずです。なにせ私もその一人です。
しかしながら、ここにも落とし穴があり、
モバイルデータをOFFにした状態で通話をすると、非通知設定になってしまうんです。
発信時は、自分の電話番号が非通知になりますので、相手は非通知から電話が来ることになります。
着信時は、相手の電話番号が非通知になりますので、自分が非通知からの電話を受けることになります。
ですから、0円で運用するためであっても、モバイルデータはOFFに出来ません。
モバイルデータをOFFにして通話もしなければいいのですが、その場合、楽天モバイルの契約は果たして必要なのでしょうか?といった話しになってきます。
※そういったツワモノ中のツワモノは、SIMフリースマホを端末だけで利用しましょう。
私はスマホ2台持ちなので、ネット通信は別の端末で行うことで0円運用を実現していますが、1台のみで行う0円運用には現実味を感じません。
なんせ、Googleの自動通信だけで300MBくらいは通信しますので、実際に使える範囲は、500MB程度でしょう。
0円になったらラッキーですが、まずはWiFi環境が必須になってくるかと思います。
端末の修理などはメーカーと直接やりとりしなければならない
楽天モバイルの「スマホ交換保証プラス」に加入していない場合、端末の修理などはメーカーと直接やりとりしなければなりません。
しかも、「スマホ交換保証プラス」の加入は、楽天モバイルでの端末購入時のみになっていますので、
- 楽天以外で購入したスマホ
- 楽天で購入したが、保証に加入しなかったスマホ
この場合は、メーカーとの直接やりとりになります。
機種自体が安いものを利用するのであれば保証は不要かと思いますが、そこそこいい性能の機種をご利用される場合は、保証サービスに加入することをおすすめします。
しかしながら、個人的には「スマホ交換保証プラス」はおすすめしません。
スマホ交換保証プラスなどの楽天で加入できる保証サービスでは、
- 必ず自己負担金が発生する
- 1台ごとに1契約のオプション料が発生する
- 楽天から乗り換えると保証も加入しなおし
など、デメリットがあります。
ですので、加入している方もいるでしょうが、加入していない方もかなり多いはずです。
正直、今スマホ業界に詳しい人達がおすすめする保証サービスは「モバイル保険」と呼ばれるサービス一択です。
同じ月額料金で3台まで対象になったり、スマホ以外のモバイル機器は全部対象だったりと、メリットばかりなので、保証サービスに加入する場合は是非検討してみてください。
「スマホ交換保証プラス」と「モバイル保険」の比較については以下の記事をご覧ください。
地下や大きなビルの中はパートナーエリアになる
楽天モバイルでデータ通信を無制限でつかえるのは楽天回線エリア内のみです。
2021年4月時点での楽天回線エリア率は75%となっており、主に東京・大阪・名古屋・福岡が中心となっています。特に東京や大阪は全域が楽天回線エリアと言われています。
今もどんどん拡大中ですから、将来的には他キャリアに負けないほど安定してくれるでしょう。
しかしながら、
現時点では、東京のど真ん中であってもパートナー回線エリアになってしまう場所が散見されます。
例えば、東京駅から直結の八重洲地下街、品川のビジネスタワーなど都心のど真ん中と言って過言でない場所であっても楽天回線が届かない場所があります。
パートナー回線エリアでは5GBまでの制限となっており、通信制限にかかると1Mbpsの速度になってしまいます。
制限にかかっても1Mbpsで使い放題ならば、普通の使い方なら十分と言ってしまえばそれまでですが、より快適に利用するためには、パートナー回線エリアではなるべく通信を控えるようにしましょう。
それでも楽天モバイルがおすすめな理由
UNLIMIT-アンリミット-であること
楽天モバイルは、インターネットも通話も使い放題です。
楽天モバイルの対抗で、大手キャリアもオンライン限定プランを出しました。
しかし、料金プランは楽天モバイルと変わらないにも関わらず、
- インターネットし放題ではない
- 通話かけ放題は別途オプション
など、サービススペックという観点では正直比較対象にすらなっていないと思います。
大手キャリアが後出しで真似をしても勝てない、ということは、楽天モバイルがそれほど優れたサービスだという証明と言えるでしょう。
1プランで4段階制だからちょうどいい
楽天モバイルは、プランが1つだけしかありませんので、とても分かりやすく、プラン選びに悩む必要もありません。
そのプランは4段階制になっており、使ったデータ通信量に応じて料金が変わる仕組みになっているので、1プランなのにも関わらず、色んな使い方にマッチする素晴らしいプラン構成です。
料金プランについて簡単に紹介しますが
- 1GB未満→0円
- 3GBまで→1,078円(税込)
- 20GBまで→2,178円(税込)
- 30GB以上→3,278円(税込)
恐らく多くの方が、③段階目の2,178円(税込み)になるかと思います。
しかし、
自宅にWi-Fiなどを用意していて、外であまり使わなかった月は②段階目の1,078円(税込)になるなど、
使った分だけ料金が発生するため、自分に合った支払いだけすればいいということです。
速度制限がきても「1Mbps」という速度で使える
楽天モバイルをパートナー回線で使用し(もしくは1日10GB)、月間5GBを超えてしまった場合、速度制限がかかります。
しかし速度制限がかかった状態でも「1Mbps」という速度で使える、といった点も楽天モバイルが発祥です。
今でこそ大手キャリアは真似をしたプランを出しましたが、それだけユーザーに人気のある内容だということですね。
実際、
1Mbpsの速度が出ていれば、支障なくできることは多く、
- LINEのメッセージ
- Skypeなどのアプリ通話
- SNSやwebページの閲覧
- YouTubeなどの動画視聴(標準画質)
- スマホのソーシャルゲーム
など、一般的な使い方であれば十二分に利用することができます。
キャンペーンがお得(2021年7月現在)
他社からのお乗り換えで、
- 最大20,000ポイント還元
- Androidスマホをセットで更に5,000ポイント還元
といった、お乗り換え(MNP)専用のキャンペーンだけでなく、
楽天UNLIMITを初めてお申込みされる方であれば、
- AQUOS Sense4 lite
- OPPO A73
- Rakuten Hand
上記の超人気3機種が1円、ないし0円で購入できることになっています。
「AQUOS Sense4 lite」に関しては若干性能が低く、ご年配の方には非常に向いているスマホと言えますが、
若い方なら「OPPO A73」か「Rakuten Hand」がオススメです。仕事でも使えますし、そこそこ高画質なゲームなども普通にできます。
まとめ
ということで、最後にまとめていきたいと思います。
楽天モバイルを実際に利用すると、
- 実は、高速データ通信量には制限がある
- 0円運用の使い方を間違えると非通知になる
- 端末の修理などはメーカーと直接やりとりしなければならない
- 地下や大きなビルの中はパートナーエリアになる
といったデメリットがあり、私自身もムムッと思う所がありました。
しかし、
それよりも圧倒的にメリットの方が大きいことは間違いありません。
これからは、大手キャリアではなく、楽天モバイルや追随するサブブランドの時代になってきます。
楽天モバイルであれば、乗り換えたあとにどうしても気に入らない場合があっても大丈夫です。
解約金や縛りがないので3か月無料期間であれば出費がなく乗り換えることができるため、最初の3か月をお試し期間として使うこともできるんです。
しかも、
こういったご時世に、店舗でわざわざ並ばなくても、簡単なWeb契約を用意しており、5~10分程度で手続きが終わるのもおすすめポイントです。
Web契約をしたことがない方は、少し不安な気持ちもあるかもしれませんが、楽天市場やAmazonでのお買い物と同じようなもので、本当に拍子抜けするくらい簡単です。
この記事が皆さまの助けになれば幸いです。