
「UQモバイルって格安なのに高くない?」
「インターネットの速度が速いっていうけど、格安の中ではでしょ?」
「auから乗り換えの人じゃないと使えないんでしょ?」
など、様々な疑問があるかと思います。
- 大手キャリアより安い
- 大手キャリア並に速い
- 通話かけ放題がある
- 制限時も1Mbpsで使い放題
といった、
「大手キャリアと格安スマホの中間」にいる、UQモバイルの「ちょうどいいスペック」に視点を当て、UQモバイルのサービス概要や、メリット・デメリット、おすすめの機種などを紹介していきます。
格安スマホが思ったよりも遅くて失敗した、という方もいるんじゃないでしょうか。
UQモバイルなら、大手MNOと同程度の実測値でスマホを利用することができます。
「通信費を安くしたいけど、ネットが遅いのはいやだ」という方にピッタリのサービスですから、ぜひご検討くださいね。
もしも、子供用のスマホとして検討されている方は、先に以下の記事をご覧ください。子供用に厳選したSIM会社を3社紹介しています、参考にしてくださいね。
ということで、
公式サイトよりも少し深く踏み込んで、UQモバイルを紹介していきます。
ぜひ、参考にしてくださいね。
UQモバイルの料金プラン
auのサブブランド
UQモバイルは、2020年10月から「KDDI」に事業継承しました。
元々、UQモバイルはKDDIの子会社が提供していましたので、傘下の企業が本社に吸収合併されたような形です。
ですから、
今後KDDIは、「大容量通信ならau」で「低価格ならUQ」というダブルブランドになるわけです。
すでにSoftBankが同様の戦略を打ち「ワイモバイル」や「LINEモバイル」で成功している背景がありますから、言い方を悪くすれば「真似」ですね笑
少し紛らわしいと思いますが、最近発表された「ahamo」「povo」「SoftBank on LINE」などもサブブランドです。
しかしながら、「ahamo」「povo」「SoftBank on LINE」の3サービスはオンライン限定のサービスであり、ショップなどを構えている訳ではありませんから、問い合わせ対応などには限定的なサービス提供となります。
その点、UQモバイルや、ワイモバイルなどはショップを構えるサブブランドですから、顧客からすると安心でき良いですよね。
くりこしプラン
2021年2月から提供が開始される(された)プランです。
楽天モバイルや、その他サブブランドと違って「1プラン」ではありませんが、自分に合ったプランを契約できるので、便利ですよね。
くりこしプラン S | くりこしプラン M | くりこしプラン L | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
データ量 | 3GB | 15GB | 25GB |
データ繰越 | 翌月まで | 翌月まで | 翌月まで |
超過時速度 節約モード時 | 300Kbps | 1Mbps | 1Mbps |
「くりこしプランM」で15GBまでインターネットを利用でき、超過時も1Mbpsという速度で使い放題ですから
楽天回線エリア外の方向けのサービスとしては「UQモバイル」が圧倒的にハイスペックなんじゃないでしょうか。
選べる通話オプション
まずは、UQモバイルの通話プランについて見てみましょう。
ときどき長電話する方 向け | 短時間の電話が多い方 向け | 電話をたっぷりしたい方 向け | |
---|---|---|---|
サービス 内容 | 「60分 / 月」の通話無料 | 「10分 / 回」の通話無料 | 完全かけ放題 |
オプション 月額料金 | 500円 / 月 | 700円 / 月 | 1,700円 / 月 |
プランM と セットにしたとき | 2,980円 /月 | 3,180円 / 月 | 4,180円 / 月 |
「かけ放題」と「10分かけ放題」でちょうど月額1,000円の差がありますね。
オプションですから毎月変えることも可能ですが、いちいち面倒ですから、最初から自分に合ったものを選んでおきましょう。
ちなみに、
通話をしない、もしくは着信がほとんどの方は、そもそも通話オプションに加入する必要はありません。
しかしながら、通話料金が30秒あたり20円かかることを考えると
- 1か月あたり13分以上電話するなら「60分パック」
- 1か月あたり65分以上電話するなら「10分かけ放題」
というように考えるといいと思います。
特筆すべきメリットとデメリット?
本当に助かるメリット
MVNOでトップクラスの通信速度
まずはやっぱり速度でしょう。
UQモバイルは、大手キャリアと同じくらいの速度が出ます。
時間帯にも左右されませんので、本当に快適なんです。
速度が分かりやすいように、色んな会社の速度をチェックしましたので、参考にしてくださいね。
午前中、昼、夜でダウンロードの速度を測りました。
※一般的に使われるインターネットの速度は「ダウンロード速度」が中心ですので、ダウンロードの速度のみ記載しております。(単位は全て「Mbps」です)
ブランド | 平均速度 | 午前 | 昼間 | 夕夜 |
---|---|---|---|---|
【MNO】ドコモ | 69.6 Mbps | 69 | 67 | 73 |
OCNモバイルONE | 15.0 Mbps | 21 | 5 | 19 |
IIJmio | 10.3 Mbps | 14 | 3 | 14 |
Umobile | 10.0 Mbps | 17 | 3 | 10 |
イオンモバイル | 9.0 Mbps | 13 | 2 | 12 |
【MNO】au | 61.0 Mbps | 59 | 62 | 62 |
UQモバイル | 54.0 Mbps | 61 | 43 | 58 |
mineo | 39.6 Mbps | 42 | 26 | 51 |
BIGLOBEモバイル | 37.3 Mbps | 40 | 28 | 44 |
【MNO】SoftBank | 48.6 Mbps | 50 | 41 | 55 |
Ymobile | 51.6 Mbps | 49 | 55 | 51 |
LINEモバイル | 9.0 Mbps | 10 | 5 | 12 |
nuroモバイル | 11.0 Mbps | 11 | 7 | 15 |
楽天モバイル | 53.6 Mbps | 56 | 44 | 61 |
上の表を見ると分かりますが、
やっぱりau回線を使ったMVNOは、インターネットの速度が軒並み速いですね。
ドコモ系のMVNOと比較すると、会員数が少ないこともあると思いますが、WiMAXというポケットWiFi専用の電波も交えて伝送していることが要因としてあるんでしょう。
クレジットカードがなくても契約できる
実は、ほとんどの格安スマホはクレジットカードが必須なんです。
諸事情でクレジットカードを持てない(持たない)方も多くいますが、契約出来る格安スマホは本当に少ないんですよね。
実際、UQモバイルでも2017年くらいまではクレジットカードのみが対象で、口座振替などは非対応でしたが、現在では、クレジットカード・デビットカード・口座振替の3種類から選べます。
しかも、口座振替の手数料もかかりませんから、とても良心的です。
本当に困るデメリット
ショップの営業熱意が少しこわい
いいことです、いいことなんでしょう。
ただ、客目線で見ますと、光やケーブルテレビなどの営業熱意が凄すぎて、ちょっと引いてしまいます。
はっきりとお断りするのが苦手な方は、本当に困ってしまうかもしれませんね苦笑
私が話しを聞きに行ったときだけなのかもしれませんが、何かにつけて「自宅のWiFi」を絡めてきましたので、お断りには少し苦労しました。
もちろん、店舗や対応してくれるスタッフさんによっても違うのかもしれませんが、楽天モバイルショップなどとは比較にならないくらいの圧がありました笑
- 過度な勧奨が苦手な方は、ネットで契約しましょう
UQモバイルで使える機種
- SIMフリーで購入した「iPhone」
- キャリアで購入した「iPhone」
- UQモバイルで購入した「iPhone」
- SIMフリーで購入した「Android」
- auで購入した「Android」
- UQモバイルで購入した「Android」
UQモバイルは、かなり多くの機種を利用することが出来ます。
逆に使えない機種としては、
- ドコモで購入した「Android」は使えない
- ソフトバンクで購入した「Android」は使えない
この2点を覚えておけばいいと思います。
厳密に言えば、ドコモやソフトバンクで購入したAndroidスマホも使用することはできます。
しかしながら、ドコモやソフトバンクの端末では、auのプラチナバンドを拾えないので、本当にぶちぶち切れます。
建物の中で通話をしていれば、5分に1度くらいのペースで通話が切れますし、インターネットの検索も同じです。
逐一機内モードにして、電波を拾いなおさないと直らないので、絶対におすすめしません。
使いたい端末が使えるかどうかは【UQモバイル動作確認端末一覧】でご確認ください。公式で動作確認してくれています。
もし、どうしてもドコモやソフトバンクで買った端末を、UQモバイルで使いたいという方は、
UQモバイルのプラチナバンドである「18/26(800MHz帯)」の対応有無を調べてみてください。以下の記事にも載っていますので、参照してみてくださいね。
UQモバイルでiPhoneを使いたい場合
- iPhone 12以降
- iPhone SE2
- iPhone11 Pro Max
- iPhone11 Pro
- iPhone11....
というよりも
- 「iPhone 6s」以降なら全て使える
という考えたの方が楽でしょう。
ちなみに、
「iPhone 6」以前の機種に関しては、SIMカードの規格が変わってしまい、旧規格のSIMカードは販売終了してしまったという理由です。
キャリアで購入したなら「SIMロック解除」が必須
iPhoneをそのままで大手キャリアからMNPする場合、大手キャリアで買った端末は「SIMロック」されていますので、その「SIMロック」を解除する必要があります。
そのため、乗り換えるためのMNP予約番号などを発行する前に、SIMロックを解除しておきましょう。
SIMロック解除は、どこのキャリアでもwebから簡単に手続きすることが可能です。
ドコモやau、ソフトバンクの「My ○○」にログインすれば、遠隔で解除が完了します。
ただし、
契約内容によっては、契約から100日経っていないとSIMロック解除が出来ない、というルールが適用になっている場合もあります。
不安な方は、契約している携帯キャリアのショップでMNP予約番号を発行してもらってから、UQモバイルを契約しましょう。
UQモバイルでAndroidを使いたい場合
繰り返しになりますが、
- ドコモで購入した「Android」は使えない
- ソフトバンクで購入した「Android」は使えない
この2点は忘れないようにしましょう。
この記事では、UQモバイルでセット購入できる端末のおすすめをいくつか紹介していきます。
まずは性能表をご覧ください。
機種名 | iPhone7 32GB | OPPO Reno3 A | AQUOS sense3 |
色 | ブラック/ シルバー/ ゴールド/ ローズゴールド | ブラック/ ホワイト | ライトカッパー/ シルバーホワイト/ ブラック |
本体サイズ | 138.3×67.1×7.1 (mm) | 160.9×74.1×8.2 (mm) | 147×70×8.9 (mm) |
画面サイズ | 4.7インチ | 6.44インチ | 5.5インチ |
画質 | 1,334 × 750 | 2,400 × 1,080 | 2,160×1080 |
重さ | 約138g | 約175g | 約166g |
CPU | Apple A10 Fusion | Snapdragon 665 | Snapdragon 630 |
RAM/ROM | 2GB/32GB | 6GB/128GB | 4GB/64GB |
バッテリー | 1,960mAh | 4,025mAh | 約4000mAh |
アウトカメラ | 約1200万画素 | 約800万画素 +約4800万画素 +約200万画素 +約200万画素 | 約1,200万画素 |
インカメラ | 約700万画素 | 約1,600万画素 | 約800万画素 |
防水/防塵 | 〇/〇 | 〇/〇 | 〇/〇 |
iPhone7

まずは、みんな大好きiPhoneです。国内シェアはいまだに60%近くあるそうですね。
iPhoneは毎年最新モデルが出ていますが、iPhone7は未だに人気あります。5世代前とはいえ、性能も十分いいですから、サクサク使えますよ。
また、防水・防塵対応で多少雨や水に濡れても問題ありませんし、おサイフケータイが使えますから、キャッシュレス決済も使えて便利です。
OPPO A5 2020

特徴として、4,025mAhの大容量バッテリーを積んでいますので、電池持ちは本当に素晴らしいです。
さらに、4眼カメラを搭載しており、119°の超広角レンズ、標準レンズ、モノクロレンズ、ポートレートレンズが付いているので、
シャッターを押すだけでぼかしや陰影などを自動調整してくれて、簡単に綺麗な写真が撮影出来ます。
AQUOS sense3

AQUOS sense3の売りは、「ほどほどのスペックで日本好みの機能をもつ」という所でしょう。
まず、Snapdragon 630というSoCは普通に使う分には全く問題ありません。しかし、高画質のゲームをするには若干不安がある性能です。
防水・防塵という堅牢性に、顔認証や指紋認証といったセキュリティ面もしっかり対応してますので、安心して使うことができます。
また、
「かんたんモード」が搭載されており、大手キャリアの簡単スマホのように文字やアイコンを大きく表示したり、見やすいUIに変更したりできます。
ご年配の方へは一番おすすめのスマホですね。
まとめ
ここまで、多くの情報を紹介してきましたので、最後に整理していきます。
まず、UQモバイルではプランが3つあります。
- くりこしプランS (3GB)
- くりこしプランM (15GB)
- くりこしプランL (25GB)
筆者のおすすめは、圧倒的にくりこしプランMです。
くりこしプランMは、月額2,980円で15GBまでデータ通信を使うことができ、超過時にも1Mbpsで使い放題です。
それから
- 月13分以上の通話なら「60分パック」
- 月65分以上の通話なら「10分かけ放題」
- それ以上なら「完全かけ放題」
という3つの通話オプションが選べますので、自分に合わせて契約できる良さがあります。
なにより、格安SIMでMVNOにも関わらず、
- MNOと同等のインターネット速度
が圧倒的な売りで、間違いなく最高のおすすめポイントです。
端末に限らず、SIM単体契約に関しても、都度キャンペーンが変わっています。
- SIMのみで10,000円キャッシュバック
- 端末が20,000円強くらいで買える
これぐらいのキャンペーンをやっている時は、絶対に申込しちゃった方がいいです。
ぜひ確認してみてくださいね。